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留学体験談

【ロサンゼルス留学体験談】UCI DCE大学留学 TOEICで入学できるのがいい!

投稿日:2019年3月8日 更新日:

現在UCI(UCLAと同じカリフォルニア大学の別校)にて留学中のみきさんに体験談を書いてもらいました。

自己紹介

カリフォルニア大学アーバイン校Division of Continuing Education(DCE) の中のAccelerated Certificate Programs(以下ACPs) の一間で、現在Education Bridgeでインターンシップをしています、みきです。

大学卒業後、学生時代に何度か短期留学をしたことのあるカリフォルニアに戻ってきました。

留学した理由


高校卒業後、大学に進学し、就職活動では希望の企業に内定して・・特に大きな挫折もなく、順調に年を重ねていました。

しかし、学生と社会人の違いをしっかりイメージ出来ていなく、その企業をすぐに辞めてしまい、それ以降、自分の居場所を見つけられずにいました。

大学まで行かせてもらっておいて、甘えていることは承知していますが、将来の方向性を考える時間がもう少し欲しかった。そのため、1年間資金を貯めた後、自分の今後を考える時間としての留学を決意しました。

UCI ACPsに決めた理由

数あるカリフォルニア大学の中で、UCIに決めたのは、自分の興味のある分野があったこと、最短9ヶ月でOPTができること、TOEICで入学できることが大きな理由です。

UCI DCEの学校詳細

自分の興味のある分野を勉強できる

高校卒業まで日本で英語の学校に行っていたのもあり、ある程度英語に問題のなかった私は、専門的な授業を受けられる学校を探していました。

時期にもよりますが、ACPsでは、十数個ある専攻の中から、自分の関心のある分野を選びます。

私は大学時代、メディア系の学部で研究室活動に尽力していたことからMedia&Global Communicationsと、前職や、アルバイトの経験からInternational Tourism&Hotel Managementを専攻しました。

構成としては、1専攻、3ヶ月間(1クオーター)で5~7名の先生の授業を受けます。短い時は、一週間で一人の先生の授業が完結し、その間で課題やテストも行われるので、授業のスピードは速く、結構バタバタします。

しかし、例えばホスピタリティのクラスでは、ディズニーランドのマーケティング担当、イベント会社の社長、チェーンレストランの創業者など、数々の実績のある先生方の授業を受けることができました。

アーバインという立地柄、ディズニーランドのあるアナハイムにフィールドワークをしにいくということも。

机に向かうだけでなく、実際にアメリカで働く人たちの話を聞けたり、業界経験のあるハイレベルなクラスメイトとグループになり、ケーススタディ等を通じて議論をする・・なんてこともこのプログラムならではの面白さだと思います。

合法で働ける

ACPsには、2クオーターの授業+1クオーターのインターンシップを修了すると、その後OPT(1年間アメリカで働けるビザ)に申請できるという制度があります。

カレッジや大学院に通わなくても、最短9か月でアメリカで働く権利が得られるんです!

私は、半年間授業を受けたのちに、現地企業でインターンができ、もしそこで更にアメリカに残りたいと思えば、OPTに申請できるという点が、選択肢を広げる上でとても魅力的でした。

プログラムになっているものの、インターン先は自分で探すのが基本です。私は、前々から関心のあった留学エージェントという軸で探しました。

TOEICで入学できる

他の学校にも、同じようなサティフィケートのコースがあります。実際に私も過去に、UCLA extensionに半年通っていたことがあります。

ではなぜ、通い慣れたwestwoodにあるUCLA extensionに戻るのではなく、気持ちを変えてサンディエゴUCSD extensionに行ってみるのでもなく、UCI DCUにしたかというと、TOEICで入学できるということです。

UCLAのサティフィケートコースを受講するにはTOEFLかIELTSが必要で、更に私が希望するホスピタリティのクラスがありませんでした。

それに加え、インターンまでに最低9か月の授業を修了しなければならないという点も、はやく就業体験をしたいわたしにとっては、長く感じました。

一日のスケジュール(平日)


7:30 起床
8:40 学校到着
9:00 授業開始
10:30 15分前後の休憩
12:00 授業終わり
13:00 ~18:00 課題 (必要があればクラスメイトと一緒に)
19:00 夕食
20:00 学校の図書館でのんびりorジムで運動
22:00 課題等、家での時間
24:00 就寝

選択した授業によって、午前と午後に分かれます。午前授業は9:00~12:00、午後授業は13:00~16:00の3時間です。先生やフィールドワークの関係で時間が前後することも多々ありました。

専攻にもよりますが、毎日の課題とグループワークが沢山あるため、基本的に授業後はクラスメイトと昼食をとり、そのまま一緒にいることが多かったです。

その間に、授業でわからなかったことを説明したり、してもらったり・・私はこの時間が一日の中で一番好きでした。
少し話がそれますが、私が思う、ハイレベルな授業についていくコツは、なんといっても「正直でいること」です。

恥ずかしがらず、わからないことはすぐ聞く。感想はすぐ共有する。そうすることで授業はもちろん、文化の違うクラスメイトとの距離も自然と近づき、より実りある時間を作り出すことができました。

話は戻して、次のクオーターにインターンシップを控えている場合は、午後に数回、インターンシップのための準備クラスも入ってきました。

そしてフリータイムは、テスト期間中は夜中まで空いている図書館や、1クオーター90ドルで使える学校の大きなジムで友達とトレーニングやバドミントンをして過ごしていました

。UCIの綺麗な施設が使えることも、このプログラムの大きな魅力の一つです。

日本人比率


これは本当に時期と専攻によると思いますが、ACP全体で言えば、Business Administrationと、International Bussiness Operation&Managementに日本人が多く集まるようです。

私が受けたMedia&Global Communicationの日本人は16人中4人。ちなみに他はアメリカ、ブラジル、フランス、韓国、中国、インドでした。

日本人比率については、私は、いくら自分の他に何人日本人がいようが、自分の心がけ次第では全く関係ないと思っています。

クラスで日本語を話したら、それを理解できないほかの国の人がどう思うか、自分の立場にたって考えること。自分がアメリカに来た理由を常に忘れないこと。

せっかく高いお金を払って遠いアメリカまで来ています、有意義な時間にできるかどうかはすべて自分次第!と思い頑張りました。

ちなみにアーバイン全体でいえば、アジア人比率はとても高いです。そのため、アジア系飲食店やスーパーが数多くあるので、日本食が恋しくなることはなかったです。

UCI ACPsで学んだこと


UCIではMedia & Global CommunicationというクラスとInternational Tourism & Hotel Managementというクラスを取ったことが印象に残っています。

Media & Global Communication

Mediaという授業名から、学生時代、映像や広告の専攻をしていたという理由で選んだこのクラスですが、内容は主にPR (Public Relation)についてでした。当初イメージしていた広告の授業は5回のみでした。

PRと広告の違いなどの基礎から、プレスリリースの書き方、クライシスコミュニケーション(企業に非常事態が発生した際に、被害を抑えるためにとるコミュニケーションの方法)などを勉強しました。

ソーシャルメディアの存在や、企業での活用方法など、そういった業界の仕事を志さないにしても、メディア社会を生きていく上で欠かせない知識を多く学ぶことができました。

最後のクラスでは、実在する企業の広報担当者に、グループプレゼンをしました。

International Tourism & Hotel Management

UCI DCUに決めた大きな理由でもあるこの授業では、観光ビジネスの仕組みとホテルマネジメントについて勉強しました。

業界で実際に活躍する先生方の、リアルな体験談を交えた授業が面白かったです。フィールドワークで、ホテルの裏側に連れて行ってもらったり、マネジメント担当の人たちに実際に質問したりする機会も何度もありました。

おわりに

自分で運転するようになって、アメリカの高速のややこしさを体感しました。

片道5車線以上ある中、細かい出口がたくさあり、免許を取りたての頃は毎日間違えて、余裕をもって出かけても目的地に着くのはいつもギリギリでした。

そんなある日、たまたま乗ったUberの運転手さんに
「現地の人はどうやって間違えないの?」と質問すると、こんな回答が返ってきました。

「ハハッ!同じように間違えるよ!でも間違えたら、また次の入り口から乗りなおせばいいじゃん!!

運転手さんは軽い気持ちでいったその言葉が、私にはすごく響きました。

日本の文化でもありますが、私は今まで、いい意味でも悪い意味でも、決まった道、レールに沿って進むことが正しいと思っていました。

周りと同じように大学受験をし、方向性が決まってなくても時期が来たので就職活動に励みました。

しかし会社を辞めた後、これまで頑張ってみんなのペースについてきたのに、それを一気に外れてしまった気がして怖くなりました。

しかしアメリカで、違う国から来た、全く違うあたりまえを持つ人たちと過ごすことで、狭い視界が広がり、正解は一つじゃないことを改めて感じました。

計画通りにいかなければ、また次の道を探せばいい。留学はわたしに、新しい価値観を与えてくれました。

私にとって、英語を話せるということ、海外に住むということは、語学の習得を超え、今後に繋がる新しい価値観を与えてくれた最高に素敵な体験となりました。

この経験を活かし帰国後は、同じように方向性に悩む人たちのサポートをする仕事に就きたいと考えています。

大人になってからの留学は、日本のサラリーマンにとってはハードルが高く、中々決心がつきにくいこと。

その後の生活や、仮に会社の許可を得て行けたとしても、帰国後の会社での立ち回りなど、心配事がたくさんあると思います。

しかし人生一度きり!

人は、新しい価値観を得てこそ、新しい道を切り開くこともできますし、新しい可能性を掴めると信じています。
きっと、その後の人付き合いも変わってきます。

何事も経験が大切だとがいいますが、それは「新しい価値観」を得て、自分の可能性をより高めるためだと思います。

一度きりの人生の中で、どれだけ新しい価値観に触れて、自分の可能性を広げられるか。
大人の留学は、そのテーマを最大限に彩ってくれるものになるはず。

ぜひあなたも、少しでも心を惹かれることがあるならば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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高校、大学在学中にロサンゼルスでの留学を経験。 西部劇好きの祖父の影響で幼少期よりカリフォルニアの虜になり、大学卒業後はロサンゼルスにて就職しました。 一人の留学生としてスタートした私の経験が、一歩を踏み出す皆様のお役に立てれば幸いです!!

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