ロサンゼルスに来たばかりの人、またはこれから来る人に向けて中古車を安く買う方法を書いています。
もくじ
ロサンゼルスの車事情
サンタモニカやウェストウッド、ハリウッド、ダウンタウン周辺などではバスやメトロがあり、車がなくても良いかもしれません。が、その他エリアは車は必須アイテムと言っても良いでしょう。
なにせ、コンビニまで歩いて30分。バスも1時間に1本といったエリアもざら。日本で電車慣れしているエリアに住んでいる人にとってはロサンゼルスは完全に車社会に見えると思います。
じゃあ、免許がない人、短期の留学生なんかはどうやって生活するの?そういう方はそのようなエリア、車がなくても生活出来るエリアを選びましょう。そうでないと大変な生活になるかもしれません。
ロサンゼルス車を購入する方法
さて、本題。ここで車の買い方を説明しておきます。車といっても幅広いですが、ここでは中古車の購入に絞ってお話します。新車を検討されている方は新車を取り扱っているディーラーなどに相談をしましょう。
車社会のロサンゼルスでは購入にあたっても多くの選択肢があります。日本人は新車を好みますが、米国人は貧富の格差が激しく、車を大切にする文化を持つため、中古車市場が発達しています。
よって、中古車の感覚も日本人とは多少違うかも。取り分け安い中古車の個人売買はびっくり。
「3,000ドルぐらいの中古車を買って、1年後に3,200ドルで売る」なんて日本では非常識なことも出来てしまうかもしれません。
ロサンゼルスで中古車を買う
中古車探しも以外に簡単。そして安く手に入れることが出来ます。ただ売り買いが頻繁な分、自分も車購入で失敗している人をたくさん見てきました。なので、簡単ではありますが、購入に関しての基礎知識をここで説明しておきます。
中古車を購入するには「個人売買」と「ディーラーから買う」という2種類の方法が一般的。ようは人から買うか、店から買うかってことですね。
当然人から買うと安いがリスクが伴う。店から買うと安心だけど高い。また、店から買う場合、展示している車を買う方法と、数は少ないですが「オーダー販売」という方法を取っている車屋がある。
個人売買
価格が安い。車によっては原付感覚。1,000ドル以下で購入できることもある。ただ運が悪いと購入してすぐに壊れるなんてことも・・・。
またリスクもある。中にはメーターをいじって走行距離を少なくみせるアメリカ人もいるし、パンクしている車を売る人もいる。
が、とにかくお金を節約したいので最も安く手に入れる方法なので、出来るだけ信用の出来る人を見つけて売ってもらうと良い。
友達や学校の掲示板などが比較的安心ですね。
また、車を売りたがっている人を見つけるにはびびナビかebay、Carigslistが使える。びびナビは日本人向けのサイトなので比較的感覚が同じかも。
ただし最近は日本人でもびびなびなどのサイトを利用して悪徳商売をする人もいるので、この方法を考えているのであれば必ずKelley Blue Book Pricingで市場の価格を調べてから交渉に臨みましょう。
ディーラー
お金に余裕があって、とにかくすぐに車が欲しいのであればディーラーを薦める。展示されている中から車を選ぶので安心は安心。なんと言っても目の前にある整備された状態で購入できるので失敗はまずない。
しかも、一般的には6ヶ月か6000マイルの保証もつくので何か問題があっても当然対処してくれる。ただし、当然車を展示するスペースや、在庫の費用が販売価格にのって来るため、料金は個人売買よりもおおよそ2割ぐらい高めか。
また、ディーラーにもよりますが5000ドル以下の車はあまり売っていない。よって、あまり車購入時にお金をかけれない人にはお勧め出来ない。
もしこの方法で車を購入するならば、値引き交渉は必ずして欲しい。5-10%ぐらいは安くなることが多い。
ただディーラーの営業マンは英語を話せない日本人だと舐めてかかる場合があるので、交渉上手な米国人などを連れいくといいですね。
オーダー販売
はじめに断っておくと「オーダー販売」これは勝手に我々が作った造語です。個人的にはこれが一番お勧めだし、多くの留学生もこの方法で購入している。うちの会社も3台車があるがそのうち2台はこの方法。
一方このオーダー販売は、どんな車が欲しいかを車屋にオーダーし、オークションなどで探してもらう。見つけてもらった車を整備して客に販売するといった方法。
デメリットとしては注文を受けてから車を探すので1-2週間程度の時間はかかること。
しかしなんと言っても、個人売買の価格+TAX(約10%)で、ディーラーで購入したレベルの車が得られるのでコストパフォーマンスが良い。
当然車は整備された状態で、保証もついてくる。価格も客の目の前でKelley Blue Bookをたたきながら叩き出してくれるので安心。
なお、とは言ってもここも車屋なので3000ドル以下の車は相手にしてくれないのでご注意を。
この方法で販売している日系の車屋は数件ある。まあ正直どこも良い車屋かと言うとそうでもない気がするが、個人的にお勧めの車屋はA Topです。
ロサンゼルスインフォの紹介と言うと安くしてくれると思います。
ロサンゼルスでの中古車購入法
上記の情報をまとめると、下記の2つの表となります。
価格 | 状態 | 保障 | 手続き | 入手スピード | |
---|---|---|---|---|---|
個人売買 | ◎ | ?車による | × | ×個人手配 | △運次第か… |
ディーラー | × | ○ | ○ | ○代行 | ○即日 |
オーダー販売 | ○ | ○ | ○ | ○代行 | △運次第か… |
車にかける費用(価格帯)別おすすめ購入法
準備できる 金額 |
おすすめの 買い方 |
解説 |
---|---|---|
3,000ドル 以下 |
個人売買 | 3,000ドル以下のお金なら個人売買で購入するしかない。ただ失敗しないためには出来るだけ購入は知人から。例え購入して車が3日で壊れても文句は言えないが、あたればこの価格で数年乗ることもできるかも。 |
3,001ドル~ 5,000ドル |
なし | 個人的にこの価格帯はもっとも購入の難しい、かつ失敗の多い価格帯な気がします。 これぐらいの価格で購入しようとすると、どうしてもある程度は年式の古いもの、距離が出ているもの、事故者などになってしまいます。 結果、乗っているうちに故障しはじめ、結局修理代でかなり費用がかさんでしまうことも。 |
5,000ドル~ 15,000ドル |
オーダー販売 | これぐらいの価格ならばオーダー販売がおすすめ。10%程度は個人売買よりは高くなるが整備状態が良いので故障もリスクも少ない。 |
15,000ドル 以上 |
オーダー販売 /ディーラー | 考え方次第ですね。 目の前にある車を直ぐに購入したければやはりディーラー。コストパフォーマンスで言うならやはりオーダー販売でしょう。 また、購入時には売る時に価格も想定して購入しましょう。 |
さて車のメーカーですが、嬉しいことにアメリカでは日本車の評判が異常に良い。TOYOTA、HONDAが特に。車社会のアメリカの車屋も、友達も、みんなまず日本車の購入をすすめる。
その分費用はかさみますが、やっぱり技術が違うらしいです。個人的にはNISSANやMATSUDAなんかもコストパフォーマンス的には良い気がしますがね…。
アメリカの車やドイツの車など外車はどうかと言うと、一般的には日本車よりは寿命が短いというのが通説。日本車は30万マイル走るって言われてるけど、アメリカ車は20万マイルって言われてる。
アメリカ人はアメリカ車に乗っている人も多いけどね。
車探しに失敗しないPOINT1
売価も計算の上で購入しましょう!
売るときに高く売りたいのであればカローラなどの人気のある一般的な車が良い。
車屋も売りやすいので高めに買い取ってもらえる。
それにファミリーカーは長持ちする典型的なタイプ。よって年数が経ってもあまり価値が下がらない傾向にある。
ただし、購入するときにも高いことが多いので、安く買えるなら、と言う話。
車探しに失敗しないPOINT2
購入時には必ず事故暦、メンテナンス情報、市場価格などを調べる。
個人売買でも本当に危険な場合は先に車やで点検してもらってから購入しても良いと思う。事故暦は有料だが事故・メンテナンス暦調査サイトで調べることもできる。
車探しに失敗しないPOINT3
交渉のこつをつかむ!どの購入法を選んだとしても交渉は必須です。
すぐに入手したくても、その姿勢は見せない
→値下げされにくい
幾らまでなら出せるかをはじめに明確にする
→相手にふっかれられにくくする。
別の車も検討していることを匂わせる
→値下げを下げやすい状態を作る。
かわいい女性や米国人を連れて行く!
→特にヒスパニック系の男は日本人の女の子に弱い!W
ロサンゼルスインフォスタッフのちょっと得した体験談
私の場合はロサンゼルスについてすぐ、家探しや学校に行くにも車が必要なことに気がつき、 一時的に使用するためにまず1000ドルで、車を購入しました。
無論、方法は個人売買で。レンタカーを利用するのも良いとは思ったが、極力お金を節約したかったので車を購入しちゃいました。
「あれ、1000ドルも払って節約?」と思ったかもしれないのけれど、その後2週間ほどかけて理想の車をじっくり探し、車を購入。その後、一時的に購入した車を1200ドルで売却(^^)
つまり約2週間無料で車を利用しただけでなく、200ドルの収入まで得ることができたのだ。あくどいですか?
【2019年2月1日更新】