どんなに準備周到にしても、まったくイメージ通りの留学生活、なんてことはない。
ピカピカのロサンゼルスを想像して来たは良いけれど、いざ学校に通ってみると何だか自分の求めていたものとは違った…
全然嬉しいことではないけれど、なんて事だってもちろんあるだろう。
そんな人に言いたい。「転校したっていいんですよ」と。
もちろん、手続きは多少煩雑だし、ビザ上のレコードにも残る。転校先の学校だって100%良いかとも言い切れない。
お金だって返金されるかどうか、タイミングや学校のルールだってちゃんと知らないといけない。
そこで、ここでは私たちカウンセラーが良く聞く転校時のトラブルを4例紹介したいと思う。
- 1)出席率が足りなくて転校させてくれない!
- 2)転校する前の学校が返金してくれない…
- 3)60日のグレイスピリオドがもらえない!
- 4)グレイスピリオド内に転校手続きが終わらない…
の4つだ。読んでもイメージつかないかもしれない際は気軽に相談してください。
もくじ
1)出席率が足りなくて転校させてくれない!
誰でも転校ができます、と言いましたがあくまでもそれはちゃんと米国移民法を守り、
学校に通い、勉強している人のことを言います。
学校によっては出席率80%を切っていると転校をさせてくれないというところもあります。
「君は出席率が65%だからまずは80%まで上げなさい!」と言った具合。
この場合、80%に上がるまで現在の学校に通い続ける必要があるということですね。
いじわるな学校は何かしらと理由をつけて転校させないようにします。
それはそれで、強引に転校する方法もあるにはあるのですが、揉めてもあまり得はありません。
出席率はきっちりしておきましょう。
2)転校する前の学校が返金してくれない…
学校やエージェントにもよりますが、申し込み期間の50-60%を消化した後にコース短縮をした場合、残りの期間分の授業料の返金はされない場合が多いです。
例えば半年申し込んだ人の転校デッドラインは学校をスタートしてから3か月より前。
これを過ぎて転校しても返金はないということになります。
なので転校をしたいのなら、早めにすべきなのですが、何にせよ転校する前に
今転校した場合、いくらの返金があるのかを確認してから手続きを進めることが賢明です。
この辺は我々のような、学校の返金ルールや交渉の進め方を知っている専門家に相談するのがお勧めです。
転校の際も転校先からコミッションは出るので、留学生は無料で相談に乗れます。
3)60日のグレイスピリオドがもらえない!
転校の際に絶対に確認しなければいけないのが【グレイスピリオド】。これは次の学校をスタートさせるまでの準備期間のことで最大60日間もらうことができます。
しかし!絶対間違えてはいけないのは、いつも60日間もらえる訳ではありません。
申し込み期間や出席率またコース短縮時期によりグレイスピリオドは変わって来るのです。
15日や実質0日なんてこともあります。
自分のグレイスピリオドが何日なのか今通っている学校に確認する必要があるのです。
グレイスピリオドの基本ルール
転校は手続きを開始した日から、転校先の直近入学日からスタートさせることが基本のルールです。
つまり、60日はあくまでも最大の猶予期間。
学校を修了してから60日以内に次の学校を始めればいいっ!
ギリギリまでグレイスピリオドを使ってお休みできるんじゃ!?なんてこと考えちゃいけません。
たとえ60日間猶予期間をもらえたとしても、なるべく早めに転校をすることをお勧めします。
なお、学校によって入学日は変わります。毎週月曜のところもあれば月に1,2回といった学校もあるので転校前にしっかり調べておくことも重要です。
4)グレイスピリオド内に転校手続きが終わらない…
「うっかりグレイスピリオドを過ぎてしまった!どうしたらいいですか?」
そんな相談をたまに受けます。
もし、グレイスピリオド期間中に転校できなかったら速やかにアメリカから出国する必要があります。
そして転校ではなく新規申し込みとして学校手続きをし、アメリカの再入国することとなります。
理論的にはこれで問題はないのですが、これはかなり危険なことですのでかなりお勧めしません。
新規申し込みをするということは新たにSEVIS費やI-20発送料などがかかりますし、
何よりも記録に残ります。ビザを取ったり入国審査が厳しくなったりするので、注意が必要です。
転校を考えたら相談してください
上記4例を紹介しました。
転校手続きは煩雑だけでなく、失敗するとステータスに傷がつく恐れがあります。
メール、LINEでお気軽にどうぞ。