外務省の発表、2011年10月1日時点の海外在留邦人数の統計結果によると、ロサンゼルスの在留邦人数では7万629人で世界の都市で最も多い数字でした。
かなりデータを調べたのですが、ロサンゼルスエリア単体の数字ではこのデータが一番最新でした。
2018年現在の数で言うと感覚的にはもう少し減っている印象です。感覚的には6万人ぐらいにはなっているのではないでしょうか。
海外駐在や留学、旅行などで3ヶ月以上その国に滞在する永住者以外の邦人を指す「長期滞在者」と、在留国により永住権を認められている日本国籍保有者を指す「永住者」を意味します。
※アメリカ国籍を取得者は「日系人」に分類され、統計対象とはなっていません。
6~7万人という数字は多いでしょうか?少ないでしょうか?
イメージしやすいように、ちょっと比較の対象を充ててみました。
鳥取県の人口…約44万人
豊島区の人口…約30万人
つまりロサンゼルスは鳥取県の大体7分の1ぐらいの大きさ。
東京都豊島区の4~5分の1程度の人口ということですね。
もくじ
ロサンゼルス・カリフォルニア州の人口
ついでにロサンゼルス全体のアメリカ人人口をGoogle先生で調べてみました。
- ロサンゼルスの人口は約400万人(397.6万人)
- カリフォルニア州は約4,000万人(3,925万人)
- ロサンゼルス郡は約1,000万人でした(1,017万人)
いずれの数字も増加傾向にあります。
つまりロサンゼルスに住む日本人が7万人とすると、ロサンゼルス全体の2%に満たないぐらいの数字です。
海外にいる日本人人口、ベスト3の国。アメリカは1位
次に国別にみると日本人はどれぐらいいるのかも知れべてみましたよ。
ベスト3はここ10年変わらずアメリカ。
1位 アメリカ:42万1,665人
2位 中国:12万8,111人
3位 オーストラリア:9万2,637人
世界の国別海外邦人数の増加率
在留邦人数上位50ヶ国を10年前(2001年)の人数と比較した数字は以下の通り。
伸び率の比較ですね。
1位 ベトナム:250.2%増
2位 インド:183.5%増
3位 中国:164.1%増
4位 アラブ首長国連邦:139.0%増
5位 ペルー:124.2%増
6位 タイ:119.8%増
7位 アイルランド:101.4%増
先進国より途上国、とりわけアジア諸国の増加率が高い傾向にあります。
ロサンゼルスにいる日本人は残念ながら増えていません。
ちょっと古い統計ですが!
都市別人口はロサンゼルスが1位
冒頭にロサンゼルスに住む日本人は統計上約7万人と申し上げましたが、2位、3位も見てみましょう。
- ロサンゼルス:7万629人
- 上海:5万6481人(457.4%増)
- ニューヨーク:5万4885人
一方で北米や南米、ヨーロッパの都市では増加率が低いか減少する傾向にある。
ロサンゼルスエリアの中で日本人が多いエリア
世界で最も日本人の多いロサンゼルスですが、日本人が多いエリアを挙げてみました。
- ダウンタウン
- ウエストロサンゼルス
- トーランス
- アーバイン
- ガーデナ
- コスタメサ
- サンタモニカ
ダウンタウンにはリトル東京があります。純粋な現代日本人と言うよりは古くから住む日系人が多い印象です。
ウェストロサンゼルスもリトル大阪なんて言われており、今やラーメン屋がズラりと並びます。
また最近ではオレンジカウンティーにも日本人が増え、アーバインやコスタメサにも日系スーパーマーケットが存在します。
トーランスは最近までトヨタやホンダの本社があり日本人コミュ二ティーが活発でした。
が、最近は他州に移転してしまったため、日本人が減りつつあります。
日本人コミュニティーが発達している地域は日本のものもほとんど何でも手に入るので便利。
が、英語を話せるようになることを目的に来る留学生には、自分をしっかり律する必要がありますね。
僕も2004年にトーランスから入りましたが日本人がたくさんいるもんだから、日本人とばかりつるんでた記憶があります(^▽^)/
ロサンゼルスはアメリカの留学生が一番集まっている
カリフォルニアの留学生は約2万人、
これは全米の留学生の約25%にも昇りダントツの1位です。
ロサンゼルスには全米で出願数の最も多いUCLAをはじめ、USCやサンタモニカカレッジなど日本人に人気の大学が複数存在します。
もちろん留学生も多い分、大学の数も多く、その数は約180にも昇ります。
また語学学校数も全米で最も多く、その数は60とも言われています。
まとめ
私はロサンゼルスに5年ほど定住し、今は日本とセブとロサンゼルスを行き来しています。
あ、上の写真は10年前の写真です(^▽^)/。
仕事がらいろんな国、都市を経験してきましたが、ロサンゼルスほど住みやすいところはないと今でも思っています。
気候の良さ、サービスレベルの高さ、教育水準の高さなどなどバランスがいいんですね。
今でも戻りたいと時折懐かしく思います。
【2019年2月1日更新】