『映画製作を通してリスニング・スピーキング力が格段に伸びた。』
そう語ってくれたのは、ハリウッドにあるキングス・エデュケーションのEnglish+Film(イングリッシュ・プラス・フィルムコース)を卒業されたばかりのMisakiさん。
映画製作を学びながら英語力をアップされたMisakiさんに留学体験談を書いてもらいました!
もくじ
ロサンゼルス留学、一言でいうと?
これまでの自分の人生の中で一番楽しかったと言えるくらい貴重な時間でした。
毎日新しいものに出会うという生活は日本にいてはなかなかできない体験でした。
自己紹介
大学三年生を終え、現在休学中です。休学の一年間のうち、最初の三ヶ月をこの留学に充てました。
大学での専門は芸術批評、サークルでは映画制作をしていて、脚本を書いたり監督をしたり映像編集をしたりしています。あと、音楽が好きで、趣味でピアノを習っていたり、大学でベネズエラ音楽を演奏したりしています。
留学しようと思ったきっかけ
高校生の頃から音楽や映画、ドラマなどアメリカの文化に興味を持っていて、大学に入る前からアメリカに行って勉強したいと漠然と考えていました。
また、昔から英語の勉強に苦手意識を抱いていており、大学の英語の授業でもそれを実感していたため、それを克服したいと思っていました。
他には、道で外国人の方に道を聞かれた時に全く返答をすることができず、自分のスピーキング力の低さを実感したことや、洋画を観ている時に字幕を追っていると内容や演技面に入り込めないなと感じ、字幕なしで洋画を理解出来る英語力を身に付けたいと思ったことも挙げられます。
ただ、大学に入る前から漠然と留学したいと思っていたにもかかわらず、決断をしないままいつの間にか大学三年生になっていて、時期的に今しかできないということと、周りの友人が続々と留学に行っている姿を見て焦り、ようやく決断をすることができました。
ロサンゼルスにしたのはなぜ?またキングスのフィルムコースを選んだのはなぜ?
もともとハリウッド映画が好きなのと、自分でも大学のサークルで映画制作をしていることから、映画の聖地ハリウッドに強い憧れを抱いていたため、ロサンゼルスを選びました。
英語を勉強しに海外留学をしたいと留学エージェントへ相談しに行ったところ、カウンセラーの方と趣味の話になり、私がサークルで映画制作をしている話をしたら、このEnglish+Film(イングリッシュ・プラス・フィルム)と言うプログラムを勧めてくださいました。
英語で映画制作の勉強ができるということで、自分にぴったりだと感じ、このプログラムに決めました。
留学前に感じていた不安
海外に行くこと自体が初めてだったので全てが不安でした。
留学に行く前に、親戚や友達から「ロサンゼルスは日本と比べるとだいぶ治安が悪いから、本当に気をつけてね」と再三脅されたので笑、「LAは怖い場所」という先入観がありました。
(実際に行ってみたら、人の話は参考にならないなと思いました笑。)
留学に来てみて実際どうだったか?キングスのフィルムコースを受けてみての感想
私が参加していたイングリッシュ・プラス・フィルムと言うコースは通常の英語のクラスとかなり異なっていて、文法を習ったりスピーキングの練習をするのではなく、実際に映画のワンシーンを見てディスカッションをしたり、脚本の書き方、演技の仕方、カメラワークなど映画制作のプロセスを学んだ後に、実際にショートフィルムを作ってみるというとても面白いプログラムです。
時々プロの映画俳優の方が演技の指導に来てくださったり、実際に監督を経験することができたり、プログラムの最後には作った映画を実際に学校内で上映して学校中の生徒に見てもらうという貴重な体験ができました。
3ヶ月という短い期間でしたが、これまで自分が独学で行ってきた映画制作の知識がより増えたのはもちろん、映画制作の場ではコミュニケーションをたくさん取ることがとにかく大事で、クラスメートや先生とたくさん話す機会があり、英語力、特にスピーキングとリスニングはかなり伸びたと思います。
またフィルムクラスのクラスメートは皆とても個性的で、クリエイティブで、映画制作にかなり熱意を持ったメンバーだったので、一緒に授業を受けて議論したり、映画を作ったり、もちろん授業以外の場で遊びに行ったり映画の話をしたりするのもとても楽しかったです。
先生もとても良い方で、映画の話はもちろん、アメリカの文化に関することやロサンゼルスの生活についてたくさん話をしてくれたり、困った時にはいつでも相談に乗ってくださいました。
ロサンゼルスでの生活はどうでしたか?
フィルムクラス以外にも、自分が行ったことのない、知らない国から来ている友達ができて、自分の知らない文化を知ったのはもちろん、世界に対する興味が湧きました。
例を挙げると、これまで私はヨーロッパの移民の問題についてはあまり興味を持って考えたことはなかったのですが、現地から来た人の生の声を聞いて視野が広がったのと、実際に友達の生活が移民問題と密に影響し合っているとなると、他人事ではなくなりました。
また、ホストマザーが私と趣味の合うとても良い方で、仕事場であるテレビ局に連れて行ってもらったり、アートギャラリーに連れて行ってもらったり、私が家に帰ってくると必ず今日何があったか聞いてくれたりと、とてもお世話になりました。
さらに、日本にいる時に当たり前だと感じていたことは、全く当たり前ではないのだということを強く感じました。
例えば、日本に住んでいると、ハーフであるだけで少し浮いた目で見られがちです。「日本には日本人しか住んでいない」ということを、当たり前のように思ってしまいます。
アメリカは「人種のサラダボウル」という言葉もあるように、様々な人種の人が入り混じっています。アジア系もいれば、アフリカ系もいて、スペイン語を話す人もたくさんいます。
多様性があるからこそ、皆自分のアイデンティティーを大事にしているように感じました。
ロサンゼルスでの一番の思い出
英語で脚本を書き、英語で監督をし、いろんな国の友達と一緒に映画を完成させたことです。
撮影当初は自分が監督としてやりきれるか本当に不安で、撮影中も、自分の意思をきちんと伝えられない、自分の言いたいことをちゃんと理解してもらえない、など辛いなと思ってしまったこともあったのですが、クラスメートが協力してくれたのと、先生がことあるごとに励ましてくれたりアドバイスをくれたりして、何とか作りきることができました。
完成した作品も、自分的には満足していますし、映画を完成させたということが自信にもつながりました。
Misakiさんの卒業直前に、完成したフィルムの上映会が開かれました。私も学校からご招待いただいて参加させていただきましたが、当日は150人近い生徒たちが集まり、会場は大盛り上がりでした!
フィルムコースの生徒さんが撮った作品はいずれもユニークで大変面白く、これが数か月フィルミングを習った生徒さんたちの作品なのか?!と驚くほどクオリティが高かったです!!
■Misakiさんが脚本・監督を務めた作品はコチラ↓
『Some Like It Cool』
■Misakiさんが出演された、クラスメートの脚本・監督作品はコチラ↓
『The Generous Turtle』
『No Exit』
こうすればよかったなーといった後悔していることは?
自分がLAにいる間にやりたかったことはほとんどできたので、後悔していることは無いです。
強いて言えば、色んな場所に行って、様々な文化体験をするというのも留学の目標だったので、留学当初からかなり計画的に色んな場所(美術館、公園、博物館、観光名所などなど)に行っていた(つもりだった)のですが、それでも最後の一ヶ月に「まだあれも行けてない、ここも行けてない」と焦ったので、留学期間が短くても長くても、期間中の計画はきちんと立てて臨むと良いと思います。
今後どうなりたいか、留学をどう活かしたいか
このコースで学んだことを生かして、これからも日本で映画制作を続けたいです。
また、英語の勉強についてもかなりモチベーションが上がったので、このままスピーキング力、リスニング力を落とさないよう英語の勉強を続けたいと思います。
また、留学という形になるかはわかりませんが、他の国、特にLAでできた友達の出身国に足を伸ばして、もっともっと自分の視野を広げていきたいと思います。
留学を考えている人へ一言、またはアドバイス
私は大学に入った頃から漠然と海外留学をしたいと思っていましたが、ダラダラと決断をせずにいつの間にか大学3年生になっていました。
本当に留学したかったら、今すぐリサーチを始めてすぐに決断をした方が、時間を無駄にしないで済むと思います。
自分の行動次第では人生で一番素晴らしい期間にもなり得る留学、体験してみて自分の損になることはまず無いと思うので、ぜひトライしてみてください!
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【2019年8月5日更新】