今、ロサンゼルスで留学エージェントとして、お客様の留学のお手伝いをしている私ですが、もともとは私も1人の留学生でした^^
今回は、実際の自分の留学体験を通じて大変だったこと、そしてそれをどう乗り越えたのかについて、お話しします!
もくじ
1. はじめに
私は、大学3年生を終えたあと、1年間の休学をして、諦めきれなかったロサンゼルスへの留学を実現しました。
偶然が重なり、弊社現地オフィスでのインターンシップのお話ももらっていたため、午前中は語学学校に行き、午後はインターン、というスケジュールでした。
2. ロサンゼルス留学中、苦労したことランキング
第一位:語学力の壁
一番に思い浮かぶのはやはり、語学力です。
英語は好きで、海外ドラマや映画はよく見ていましたが、実践の場は、学校の英語の授業くらいでした。
日本では何不自由なく、自分の伝えたいことや困っていること、嬉しいこと、悲しいこと、周りとシェアできるのが当然でしたが、英語でとなると、自分の語学力が歯がゆかったです。
道に迷って、行き方を聞くけれども、結局わからなくて、少しずつ進みながら3~4人に聞いてやっとたどり着く、なんてことがよくありました。(笑)
ノリと笑顔で乗り切り、せっかくできたお友達が、悩みを打ち明けてくれても、こまかなニュアンスがわからず変なところで合わせて笑ってしまったり、かける言葉がみつからなかったり…これも、つらかったです。
それでも、英語うまいよ!と褒めて教えてくれる友達やルームメイト、ウーバーの運転手さんたちのおかげで、少しずつ自信もついて、1年後の帰国前には日常生活のコミュニケーションは問題なくとれるようになりました:)
インターンシップのおかげで、英語を話さなければいけない境地に立たされた瞬間も多く、それも大きなきっかけとモチベーションになりました。
第二位:遊びと勉強のバランス
最初の半年は、せっかくロサンゼルスにいるのだから、と毎週末どこかに観光に行っていました。
それはそれで本当に楽しく、日々LAの文化や雰囲気を存分に味わうことができましたが、座ってきちんと英語の勉強をする時間を取っていませんでした。
そこに気づかせてくれたお友達のおかげで、留学生活の後半は、本来の大きな目的である英語力アップの為の時間をちゃんと取るようになり、大学の教授の紹介で、南カリフォルニア大学で聴講もしながら勉強に励みました。
当時は日本の大学卒業後、アメリカの大学、もしくは大学院への入学を視野に入れていたこともあり、TOEFLスコア取得に取り組んでいましたが、無事60点の壁を越え、90点代後半のスコア取得を達成しました:)
平日の午後は、語学学校の宿題とインターンシップで一日が終わっていたので、勉強をするための土日も作ることで、結果的にバランスよく、充実した留学にすることができました。
留学する個人の期間や目的に合わせて、出発前に目標や優先順位を決めておき、留学期間中にも定期的に見直すことが大切です!
第三位:現地の友達ができない
これは語学学校で留学中のお客様からもお悩み相談として本当によく聞きますが、私もその経験者です。確かに、語学学校にいると、世界中にお友達ができますが、アメリカ人のお友達をつくるのは少し大変。
でも、自分でその機会さえ作れば、あとはヒット&エラーの繰り返しで必ずお友達はできます:)
実際に私はこんなことを試しました。
・大学のキャンパスであえて道を聞く
方向音痴で良かった、と初めて思いました。(笑)
親切な人は、行きたいところまで一緒に連れて行ってくれ、その間に話が盛り上がる!
・大学主催のイベントやボランティアに参加する
同年代のお友達が欲しい場合はうってつけ。
フォームの提出などが必要な場合も多いですが、在学生でなくても参加できるイベントに参加しました。
・ある程度慣れてきたころに、シェアハウスを探し、ルームメイトと仲良くなる
個人主義的なシェアハウスもありますが、ルームメイトとはなるべく仲良くできるような環境を探しました。
一緒におでかけして、お家に帰ってのんびり映画をみて…ちょっと『フレンズ』みたいですよね^^
・アプリ
言語交換アプリやイベント情報アプリ、デーティングアプリなどもありますね!
これも活用して、少しずつ友達の輪を広げていきました:)
※中には変な人もいるので、しっかり見極めて、細心の注意を払ってアプリは使うようにしてくださいね💦
・まとめると、いつもオープンマインドで!
いつものことながら若干道に迷いながら歩いていて、偶然見かけたサッカーチームの試合を何気なく観戦していると、仲間にいれてくれ、ルールも知らないまま一緒に応援し、試合後アイスを食べにつれていってくれた家族もいました(笑)
出会いはどこに転がっているかわかりません。
第四位:アメリカ流カスタマーサービス
レジがどれだけ長蛇の列でも、店員さんとお客さんの会話が自然と始まる、そんなロサンゼルスが大好きですが、良い意味でも悪い意味でも、「お客様は神様!」の文化ではありません。
店員さんが不機嫌なことはよくあり、上手く労いの言葉をかけてあげると、機嫌を直して応対してくれるなんてこともよくあります。(笑)
これに慣れるまでは、自分の英語が良くなかったのかな、とか、考えてしまっていましたが、今は、皆、素直なだけなんだなと思うようにしています。
ただ、何かトラブルがあって、電話で問い合わせを入れる時にはとびっきり日本が恋しくなります(^^;)
窓口が違って、電話転送してくれるはいいけれど、事情の取次は一切してくれないので、何度も同じ話を違う相手に説明しなければいけなかったり、「折り返すね!」と言われて折り返しの電話が一度もこなかったりします。
誰もがプロフェッショナルに立ち振る舞う日本は本当に素敵ですが、イラっとした時には、「立場に関係なく皆が人間らしくいられるロサンゼルスも、悪くないな」と思い、対処しています。(笑)
第五位:交通手段
日本での教習・運転経験ゼロだった私は、バス、電車、ウーバーを駆使していましたが、遅延など不便な面も多く、遠出もしたかったので、自動車の運転を練習し始めました。
ロサンゼルスで日本人の教習の先生に、きっちり叩き込んでもらってからは、どんどん車に乗るようになり、行動範囲も広がりました。
3. 日本への帰国後、苦労したこと
休学留学を迷っておられるお客様にはよく聞かれますが、正直なところ、私の場合はあまりありませんでした。
回りまわって今はロサンゼルスでこうして留学エージェントをしていますが、当時は進学を考えていたので、就職活動はせず、ひたすら勉学に励んでいました。
留学前に仲の良かった同級生たちがいないのは寂しかったですが、卒業式に友人が駆けつけてくれたのはとてもいい思い出です。
同じように、留学帰りで就職活動をしている周りの友人も、特に留学をしていたからといってデメリットを抱えている様子はありませんでした。
ただ、留学中に、企業探しをしてみたり、オンラインでアプライしたりはしていたみたいです:)
4. 留学は、苦労してなんぼ!
留学中大変だったことを思い出しながら今回記事を書いていて思ったのは、たくさん苦労があり、それを経験したからこその今があるということです。
日本に住んでいたら想像もしなかったようなことを経験したり、見たり聞いたりして、世界にはいろんな常識があること、正解はひとつだけではないこと、たくさんの学びがありました。
5. まとめ
弊社では、留学をご検討中の方一人一人に合わせ、ご希望をカタチにする提案をさせていただいております。
皆さまの留学も、かけがえのない、充実した日々となりますよう、お手伝いができれば光栄です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
更新日:2021年12月29日