アメリカに長期間滞在する方は銀行口座は必須です。
ここアメリカでは銀行をもっていないと出来ないことが多いからです。
具体的に言うと、
- チェック(小切手)での支払い
- ATM(デビット)カードでの引き出し、キャッシュバック
- 米国内のクレジットカードしか利用できない場所でのカード払い
と言った事。
これらが出来ないと、ルームシェアに家賃を払ったり、現金がない時にスーパーで現金を用立てたり、ガソリンスタンドでは現金払いをしないといけない…。
なんて事になってしまいます。
よって我々は長期間アメリカに滞在する方には銀行口座開設をおすすめしています。
以下に、アメリカの銀行事情について解説しますので、ご一読下さい。
なお、基本は私たちの本社がロサンゼルスにあるため、ロサンゼルスの情報となりますが、大体はアメリカ中で通用する知識です。
もくじ
アメリカで銀行口座開設をする3つのメリット
前述のように留学生など、アメリカに長期間滞在する際は銀行口座の開設が必須です。
メリットは次の3つ。
①チェック(小切手)が持てる
アメリカで銀行口座を開設すると【チェック】 と呼ばれる、日本で言うところの【小切手】を持つことができます。
日本では普段、小切手を使う機会があまりないのでピン!とこないかもしれませんが、アメリカでは小切手で支払いをするのは一般的です。
メリットは現金を持ち歩かなくて良いから。特に家賃や医療費、学費などまとまった金額を支払う際には小切手を使用するケースが多いです。
アメリカではコーヒー1杯の支払いでもクレジットカードを切るのは普通。それぐらい現金をたくさん持ち歩く人は少ないので、小切手が重宝されるのも納得です。
⁻ 学費の支払いでまとまったお金を支払う
⁻ ルームシェア相手に家賃を支払う
- 家具を譲ってもらう
※クレジットカードは限度額制限がかかっていたり、一括でまとまったお金をクレジット決済すると、セキュリティー保護のためにカード会社がストップをかけることがあります。そういう意味でも金額や利便性に応じて両方の支払い方法を持っておくことをお勧めします。
②ATM(デビット)カードでの引き出し、キャッシュバック
口座開設をするとデビット機能がついているATMカードがもらえます。
最近ではキャッシュパスポートを日本から持ってくる生徒さんも多いですが、アメリカで現金を引き出しをする際にその都度手数料が取られてしまいます。また、その時のレートで円からドルに換算されるので、レートを常に気にしなくてはいけないのがネック…。
その点、デビットカードがあれば日本からアメリカの口座へ送金するだけでOK、携帯のアプリで残高もすぐ確認できるのでかなり便利です(*'ω'*)
またアメリカにはキャッシュバックという仕組があります。
日本ではお金の引き出しは銀行やどこからしらのATMを利用しますが、アメリカではスーパーマーケットなんかでも現金の引き出しが出来ます。
利用法は簡単。買い物して支払いの時にATMカードを通すとキャッシュバックしますか?と聞かれますので、YESボタンを押し、金額を指定するだけ。これが何気に便利だったりします。
③米国内のクレジットカードしか利用できない場所でのカード払い
アメリカでは場所によって国内のクレジットカードしか利用できない場所があります。
一番多いのがガソリンスタンド。
ここではパスワードの代わりにZIPコード(郵便番号)を打つところがあります。無論、日本で作ったカードはアメリカの郵便番号は登録されていないので、利用出来ません。
また、アメリカ国内のWEBサイトを使ってネットショッピングをしようとしても、住所とカード番号との照合がする際に、日本のカードでははねられてしまう場合があります。
アメリカで銀行口座の開設方法、必要書類
アメリカでの口座開設はオンラインでもできますが、口座維持費のことやオンラインアプリの使い方など大切なことはやはり銀行で聞いた方が間違えがない。とりわけ英語力が十分でない人は直接窓口で開設することをオススメします。
銀行口座開設に必要な書類
銀行によって多少異なるかもしれませんが下記の書類が一般的です。
⁻VISA(パスポートに貼られています)
⁻I-20(入学許可証)
⁻クレジットカードなど名前が記載されているもの
⁻口座開設に必要なお金 ※詳しくは後ほど説明します。
※不安な方は事前に確認しておきましょう。
口座開設の手順
1.銀行のデスクで開設手続きをする
通常の窓口では口座開設業務はしておらず、デスクで手続きをするのがアメリカ流。まずは銀行にいけば係の人が話かけてくれるのでその際に『口座開設をしたい』と告げましょう。
いきなり銀行に行っても大丈夫ですが、待たされる可能性があります。Bank of Americaなら事前にオンラインで開設予約がとれますのでこれなら待たずにスムーズに手続きも可能↓(黄色のところから予約をとります)
2.テンポラリーのカードを使って入金、もしくは直接お金を預ける
手続きが終わったらその場でテンポラリーの仮キャッシュカードをもらえます。それを使って各銀行の定めるミニマムの金額を預金します。
※担当の銀行員さんに預金分の費用を手渡しすることもあります。
3.本カードが後日郵送される
手続きが全て完了したら後日登録した住所に本カードが郵送されます。カードが届いたらテンポラリー(仮)カードは破棄して大丈夫です。
4.小切手を購入
銀行によっては無料で数枚小切手をくれるところもありますが、基本的には小切手の冊子は有料です。
小切手が欲しい方は口座開設時にその旨を伝えましょう。小切手費用は各銀行によりますが大体$12-20くらいかと思います。後日、小切手も郵送されます。
ロサンゼルスのオススメ銀行
アメリカにはたくさん銀行はありますが主要銀行は5つとなります。
どの銀行で口座を開設するかは何を重視するかによりますが、各銀行の特徴などを以下に表にまとめてみました。
ロサンゼルスの主要銀行の特徴
Bank of America | Union Bank | Wells Fargo | Citi Bank | Chase | |
特徴 | 支店数が多い、ATMがたくさんある | 日本で口座を閉じることができる 日本語サポートあり |
西海岸が主 | 支店・ATMは少なめ | 東海岸を中心に展開 |
口座維持費 | $12 | $5 | $10 ※17歳-24歳は$5 |
$12 | $12 |
維持費免除条件 | 24歳未満
DirectDeposit $1,500以上の預金 |
DirectDeposit $250CheckDeposit $250 |
DirectDeposit $500$1,500以上の預金 |
DirectDeposit
$1,500以上の預金 |
DirectDeposit $500$1,500以上の預金 |
開設に必要な預金額 | $25 | $100 | $25 | $0 | 250 |
<用語解説>
口座維持手数料:
アメリカの銀行は口座を持っているだけで、口座維持手数料がかかってしまいます。銀行や口座の種類によっても手数料の金額は異なりますが、大体の銀行は月10ドル前後、高いところでは30ドルする場合もあります。
Direct Deposit(ダイレクトデポジット):
会社からのお給料が口座に振り込まれることです。基本的に学生さんは働くことが認められていないので、毎月$1,500以上の預金をキープしておけば維持費が免除される銀行が主ですね。
口座維持手数料が無料の銀行をご紹介!
口座維持手数料は、通常毎月かかるものですが、規定の金額以上の残高を口座に所持しておくなど、所定の条件をクリアしていれば無料になるところが一般的。
ですが、逆にこれを毎月支払っていると平気で年間100ドルを超えてしまう場合があるので、実は銀行選びも重要と言えます。
おすすめの銀行は「Bank of America」
ご存知の方も多いと思いますが、Bank of Americaは全米で最も大きい銀行のひとつ。アメリカ中に支店があるしATM数もダントツなので非常に便利。
この銀行のFREE Checkingサービスを利用すれば毎月の口座維持手数料は0ドルになります。
条件は”24歳未満の学生”というだけ。
(24歳以上の方は残念ながら当てはまりません…)
まとめ
諸々ふまえると24歳以下ならBank of Americaが断然オススメです!
24歳以上の方でも$1,500は預金しておく必要はあるが、支店数の多さからからみてもバンカメ(Bank of America)が無難と言えます。
ちなみに上の表で紹介した口座は一番ベーシックなもの。どこの銀行も色々なプランがあり、英語を理解していないと不必要なプランまでつけられることがあります。
そうすると無駄に口座維持費が高くなったりすることも…。
ちょっと英語に自信がない、1人で開設に行くのはちょっと不安…なんて方も安心してください!弊社スタッフが口座開設のお手伝いをしますのでお気軽にご相談くださいね(*^^*)
【2019年2月1日更新】