ロサンゼルスって治安が悪い!そういうイメージはありますか?
確かに日本と比べると危ない場所は多くあるかもしれません。しかし、そういうエリアは観光地から離れていますし、近づかなければ意外と危ないことなんてないですよ(^o^)
私自身ロサンゼルスに長く住んでいますが、恐い経験をしたことは一度もありません。
大切なのは行っちゃダメ!という地域を知ること。そこさえ行かなければ普段の生活には何の支障もないのです(^^)
さて、ここではロサンゼルスの犯罪マップを元に危険エリアを紹介していきます。現地人も行かない場所なので興味本位でも近づかないようにしましょう。
危険エリアまでいかなくても、治安が悪いかもしれない…という場所もあります。そういった所の見分け方と、危ない目に遭わないようやってはいけない事も合わせて紹介しますね。是非参考にしてみてください。
もくじ
ロサンゼルス犯罪マップ
こちらの図はロサンゼルスタイムズのロサンゼルス郡犯罪報告書のデータベースを元に治安の悪いエリアを描写したものです。
見て頂ければ分かる通り、色の濃さでその地域格差が分かります。
基本的に近づかない方が良いエリアはフリーウェイ405、10、110、105で四角く囲まれた中心エリアやLAX空港付近、それからダウンタウンLA付近です。このあたりは低所得者やギャング、ドラッグ中毒者が多く住み、犯罪率も高いです。
これらの場所は留学生はもちろん、日本人が近づく必要のないエリアです。車でもバスでも出来るだけ近づかないようにしましょう!
絶対近寄ってはいけない街や地域
では、具体的に治安の悪い地域を都市別でみていきます。しつこいようですがこの街には絶対に近寄らないようにしてください。
コンプトン Compton
コンプトンは、ダウンタウンから南に20分程度運転した場所にあります。犯罪率がアメリカで最も高い都市の1つとして知られ、ギャング犯罪で悪名高いです。殺人率では残念ながら全米で一番高いです。
市の人口の大半をアフリカン・アメリカンとヒスパニック系が占めるため、黒人文化・メキシコ文化が大きな影響力を持っています。赤信号でも止まるな!と言われているほど危険な地域。
コンプトンはダウンタウンロサンゼルスからロングビーチに行く電車、ブルーラインが通っている場所でもあります。ダウンタウンからロングビーチまでは電車で行かない方が良いでしょう。
サウス・ロサンゼルス South Los Angeles
ストリートギャングの活動が盛んで、警察も寄り付かないなど、治安は最悪です。サウス・ロサンゼルス(旧サウス・セントラル)は低所得者が多く、治安の悪い地域として知られており、特にワット地区では、年間殺人事件が100件以上発生しています。
ちなみにガイドブックによく載ってあるワッツタワーもこのエリアにあるのですが、むやみに近づいてはいけません。
スキッドロウ Skid Row
ダウンタウンの「リトル・トーキョー」から非常に近い場所にあります。スキッドロウには、ホームレスだけでなく、麻薬中毒者や銃を持った人、ナイフ振り回す人などがいるので大変危険な地域です。
日本ではなかなか見ない数のテントの多さなので、どれだけ土地勘がない人でも危険だとすぐにわかるでしょう。
ここで注意が必要なのが、このスキッドロウは観光地でも有名なダウンタウンLAエリア、リトルトーキョーの二面に面しているということ。危ないことを知らないとふらっと入り込んでしまったりもします。リトルトーキョーなどに訪れる際は昼間に、常にマップをチェックしながら危ない通りから離れて観光を楽しんでくださいね。
上記が代表的な治安の悪いエリアです。ですが他のエリアでもそこまで治安が良くない所もあります。
誰でもわかる治安の良くない場所の見分け方
ここでは危ない場所強調していますが、気をつけていればロサンゼルスは恐い街ではありません。
ただ気をつけるべき点は、いくら観光地の比較的安全であろう地域でも路地1本違えばガラリと印象は変わり危険な場所となり得るということです。
統計では低所得者が多く住むエリアは中・高所得者のエリアよりも犯罪が多いことが明らかになっています。
なんだか差別のようで嫌ですが、自分を守るためにも近寄らない方が懸命です。
治安の悪い場所の簡単な見分け方をお伝えするので参考にしてみてください。
家のドアや窓に格子がついている
窓の格子をバーグラーバーburglar barといいます。外から簡単に人が入ってこれないように柵をしているのですが、逆に言えば人が入って来る可能性のある地域なんだということです。
何軒もある家のうち、一つだけが柵がされているのであれば特に問題ありませんが、そこら中の家にこのバーグラーバーがあるエリアは要注意!
道端にごみがたくさん落ちている
治安の悪い地域は、いたるところにゴミが散らばっています。素行が悪い人が多い証拠。高級エリアのビバリーヒルズはゴミが散らばっているなんてことはありません。
落書きが多い
ベニスビーチにあるようなアートな感じの壁画であればいいのですが、いかにも落書き!といったやつがたくさんあると危険信号です。写真のようなエリアは歩かないようにしましょう。
ボロボロ、古い車がたくさん路駐してある
ロサンゼルスでは日本では考えられないくらい、ボロい車が走っています。塗装が剥げているもの、べこべコに凹んでいるなど、そういった車が多く停まっている地域は、住人の層があまり良くないと言えますので、これも注意が必要です。
また古い車はセキュリティーも低く、簡単にあけられてしまいます。このような車が多いところは泥棒が多く近寄ってくるので危険!
ホームレスのテントがたくさんある
これは見ればすぐにわかります。日本のホームレスは暴行などを起こす確立は至って低く温厚ですが、ロサンゼルスのホームレスは違います。精神的に弱っている人、麻薬中毒者も多く、何をするかわからないので近寄らないようにしましょう。
日本では当たり前だけど、ロサンゼルスでは絶対やってはいけないこと
夜道を歩かない
日本では人気のある場所であれば夜出歩くことが危ないと感じる人は少ないと思います。
ですが、ロサンゼルスではサンタモニカのサードストリートなど、ごく一部の場所を除いては夜に街中を歩いている人はいません。なんなら、犬の散歩をしている人もまず見かけませんね。
現地の人はレストランやバーに行く際、車やウーバーUberを使います。夜にフラフラ歩いていると何も知らない観光客と間違われ盗難や危険な目に遭う確率が上がるでしょう。
また、日が落ちてからのバスや電車などの利用は避けたほうが無難です。車社会のロサンゼルス。車が買えない低所得者が公共機関を利用することが多く、バス/電車に乗車している人の層があまり良いとは言えません。
通勤、通学やお昼の時間帯は学生さんや観光客の人も多いですし、よほど危険なエリアでなければ特に問題はないですが、夕方暗くなってくると変な人も増えます。18時以降はバス、電車には乗らずウーバーUberを使いましょう。
できるだけ現金を持ち歩かない
カード社会のアメリカではほぼどこでもクレジットやデビットカードを使うことができます。現金を持ち歩く人は少なく、コーヒー1杯でもクレジットカードで支払うほど。
その理由はクレジットカードであれば紛失、盗難にあった場合、すぐにカードを止めて被害を最小限に抑えられるから。現金を盗まれてはまず戻ってくることはないでしょう。
普段から極力現金は持ち歩かず、カードを使用する方が良いです。外でお財布を広げたりするのもオススメしません。
危険なエリアにホテルを取らない
Booking.comやExpedia、Airbnbなどで宿泊先を探す方も多いと思います。この時安いからといって治安をしっかりチェックせずに予約をすることは絶対にNGです!
特に空港周辺やダウンタウンLAはホテルが密集したエリアです。ですが、治安的にはあまりお勧めしないというのが正直なところ。そのエリアでホテルを探す際はGoogle Mapのストリートビューなどで入念に周辺環境を確認しましょう。
それから、実はディズニーランド周辺も治安がとても良いとは言えません。ディズニーランド周辺でホテルを探す際は、公式ホテルや、パークからできるだけ近く他のホテルと隣接していて、昼夜通じて観光客が多い通りなどを選んで予約を取るようにしましょう!
安いところ=あまり治安が良くない、と思った方がいいでしょう。必ずホテルを探す際はマップ表示にして、安全な場所に絞って探すようにしてくださいね^^
弊社では留学、長期滞在の方に向けて治安に詳しい専門スタッフによるお家探しサポートもお手伝いしています。詳しいサポート内容は下記にてご参照ください。
お家探しサポート
まとめ
ここまでロサンゼルスの危険なところを書いてきましたが、これはごくごく一部の話。ロサンゼルスでも数%の地域です。
メディアでは面白おかしく伝わってしまうので、ロサンゼルス=危険なところというイメージがありますが、実際に生活をしている我々からすると実はちゃんちゃら可笑しい話しなのです。
繰り返しますが、要は、治安の悪い所にはいかない事が大切。
大学や語学学校の中には治安があまり良くない場所もまれにあります。もちろん、学校側はあえてそんなことを公表しませんので、自分が通学を検討しているエリアはどうかを知りたければこちらを参考に。
気軽に質問お待ちしております^^現地に住む私が教えます。
【2024年03月12日更新】